トヨタ プレミオ 1
トヨタ プレミオの入庫です。久々の大破車両です。
先にお伝えしますが、修理代はなんと98万円程、掛かってしまいました!
これだけの事故車修理をご覧になる機会もなかなか無いと思いますので、今回は一気に写真を投稿していきたいと思います!




先ずは修理前の写真です。
どうやって事故をしてしまったのか?これは・・・交差点を右折途中、突然ハンドルが効かなくなり、そのまま路肩を乗り上げ、お店の花壇に激突!植木もなぎ倒し、スピンしながら左後ろも激突!そして停止したそうです!(事故をされたご本人の弁です。)
最終的に点検をしてみましたが、ハンドル等のトラブルは発見されませんでした!某会社の営業車ですので、運転者の方も言い訳したのでは?(笑)
ハンドルの不良で事故をしたのでしたら、メーカーの責任(リコールなど)問題ですからね!
今回は異常が見られませんでしたので、運転者のミスではないでしょうか?(真実は分かりませんが・・・)
どちらにせよ、被害を受けた方も怪我をした人も居なかったのが幸いです♪(運転者さんごめんなさい・・・運転者さんはある意味被害者ですよね!)
一番ひどい箇所は左前方です。バンパーが『くの字』に曲がってます。花壇に刺さった様子が判りますね!
このバンパーの中にフレームが隠れています。そこにも思いっきり当たっています!
フレーム(一番硬い所)に当たっている為、右側に頭が振っています!右側のフェンダーがつぶれ、隙間が狭くなってしまっている様子が写真でお判りいただけるでしょうか?


こちらはフロント周りの部品を外した写真です。
右に頭が振っている様子が判ると思います。
前方の白い骨組みを一般的にラジエーターコアサポートと呼びますが、このサポートが菱形に歪んでいます。
右前方のバッテリーマウントはグチャグチャです!ちょうどバッテリーマウント下の白い柱のように延びている部分がフレームと言われる所です。鈑金屋さんがよく『フレームまでいっちゃってるねぇー!』『フレーム修正しないと・・・』と聞いた事がありませんか?このフレームがこの部分になります。
フレーム下部に見えるのはミッションですが、幸いにもこちらまでは損傷がありませんでした。こちらにも損傷があったら一発廃車になるところでした!

左フェンダーエプロン部の写真ですが、見事に曲がってますね!フレームもポッキリいってます!今回はフレーム交換になります。
ストラット(サスペンション)取付部も押されて寸法が狂っています。こちらはフレーム修正機にかけて修理します。






色々な角度から撮影しました。これだけバラバラになった状態をお見せするのは滅多にありませんよ♪
色々な箇所に損傷の波及があることが確認できます。
結局エンジンも下ろさなければ作業が出来ません。室内の内張りも全て取り外します。後の写真で判りますが、ここまで作業しないとフレームを交換することが出来ないのです!溶接作業も伴いますので引火にも注意しなくてはなりません。インパネ奥のダッシュパネルにも歪が有り修正!ダッシュパネルにフレームも溶接されている為、結果的にここまで外さないと作業が行えません・・・

フレーム修正機にいよいよセットします。10㌧の力で引けるタワーを3台と20㌧のタワーを1台使用しました。
少々、大げさなセッティングになりましたが、意外にも、ここまでの損傷ですとかなりの力を要します!
事故をした時の損傷の入力方向も複雑です。1点集中で引き作業をするのではなく、各方向から引き作業を行っていきます。そうすることで小さな力で大きな引き作業を行うことが出来ます。(数学で言う、ベクトルの法則を使うわけです!)

タワーにて修正作業が完了です。
メーカーのボディー寸法図通りにボディーを修復してます。正面からの写真を見ていただければ、ボディーの歪み、ひねりが修正されていることを確認できますでしょうか?
左右のフレームも修復しています。左フレーム根本の損傷が戻っているのが、確認できます。ある程度元には戻ってますが、複雑に折れ曲がっている為、今回フレーム自体は交換します。その為フレームの根本部、ちょうどサスペンションメンバーが取り付けられるボルト穴、フロアー、ダッシュパネルなどの寸法をきちんと修正してあります。
まだまだ、工程がたくさんありますので、後々、ご紹介します。先ずはここまでアップしますね!
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